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広角+光学式手ブレ補正+高感度でスキのない装備「LUMIX DMC-FX07」

28mmからの広角レンズに光学式手ぶれ補正??といえば、松下電器産業の「LUMIX」シリーズが有名だ。光学式手ぶれ補正機構を早くからコンパクトデジカメに搭載してきただけでなく、富士フイルムが開拓した「高感度」もいち早く取り入れ、デジカメの「光学式手ぶれ補正+高感度」の流れを作り上げた立役者だ。
今回取り上げる「DMC-FX07」(以下、FX07)は、LUMIXシリーズの中でもシンプルな、逆にいえばとんがったところのない売れ筋モデルである。その分、実売価格は比較的抑えめになっているので、幅広い層にオススメしやすいカメラだ。

■ボディーはそのままに、CCDを有効720万画素に高画素化

FX07は、いわゆる「スタイリッシュコンパクト」として位置づけられる薄型デザインのボディーを採用する。全体的なデザインは、「DMC-FX01」や「DMC-FX9」などの従来のFXシリーズとほとんど変わりなく、何となく安心できるところがよい。

 ボディーは素直にスタイリッシュだと感じるし、高級感のある外観や塗装などの魅力も継承している。本体の厚さは約24.2mmと、「薄型」と呼ぶにはやや厚みがあるものの、28mmレンズを搭載している点を考えればまずまずだろう。

そのレンズは、従来と同じく「ライカDC VARIO-ELMARIT」を採用する。焦点距離は35mm判換算で28〜102mmの光学3.6倍ズームで、F値はF2.8〜5.6。28mmからという広角レンズを積んだにもかかわらず、光学ズーム倍率を上げたことで、一般的な35mmからの光学3倍ズーム搭載機並みの焦点距離になっているのは使いやすい。(小山安博)

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