アンペックス、コダックに対するデジカメ特許訴訟で敗訴
米アンペックスと米イーストマンコダックはそれぞれ11月1日、アンペックスがコダックをデジタルカメラ関連技術の特許侵害で訴えていた訴訟で、デラウェア州連邦地裁がコダックは特許を侵害していないとする略式判決を下したと発表した。
アンペックスは、同社のデジタル画像の記録や検索に関する特許を侵害されたとして、2004年5月に三洋電機をITC(米国際貿易委員会)とデラウェア州連邦地裁に提訴、続いてソニー、カシオ、コダックなど多数のデジタルカメラとカメラ付携帯電話のメーカーを提訴した。その後、2004年後半から2005年にかけて、日本企業はアンペックスと和解しライセンス料を支払ったが、コダックに関しては訴訟が続いていた。
なお、アンペックスは、ITCでの訴訟中は連邦地裁の訴訟が進まないことや、ITCによる救済策が特許の有効期限の2006年4月までに限定されることから、2005年8月、ITCへの提訴を自主的で取り下げ、デラウェア州連邦地裁の訴訟一本に絞っていた。
今回の判決について、アンペックスは不満を表明しており、控訴の可能性を検討すると思われる。
知財情報局 - 2006年11月5日
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