06年はデジタル一眼レフが大ブレイクした1年
06年はデジタル一眼レフが大ブレイクした1年になった。コンパクトデジカメから、デジタル一眼にグレードアップした人も多いのではないだろうか? せっかくデジタル一眼を手に入れたのなら、いろんなレンズを試して遊んでみたい。その1つが、小さなものを「ドアップ」に写せるマクロレンズだ。好評だった? 夏休み特別企画「写真はとにかく『寄り』だ! 今日から写真家が気取れる広角レンズのススメ」に続く第2弾。今回はマクロレンズで遊んでみた。
「視点を変える」と、同じのもにもいろんな顔があり、いろんな見え方があるというのがわかる。それが一番実感できるのはマクロ撮影、つまり接写ではないだろうか。普段使っている日常の小物を思いっきり「寄って」撮ると、まったく別なものに見える。マクロ撮影はそんな意味で楽しい。「場面を切り取る」という写真作法の真骨頂が味わえるのもマクロ撮影ならでは、といえるだろう。
デジタル一眼でマクロ撮影をする方法はいくつかあるが、最も一般的で使いやすいのはそのものズバリ「マクロレンズ」を使うことだ。マクロレンズは、接写用に設計された専用のレンズ。最大撮影倍率が等倍程度のレンズをいう。最大撮影倍率とは、フィルムや撮像素子にどのくらいの大きさで写るかという倍率のことで、等倍なら同じ大きさまで写せるということを示す。
これに対して、50mmの標準レンズでは15%程度までの大きさでしか撮影することができない。つまりマクロレンズは小さいものを「ドアップ」で写せるレンズ、ということだ。今回は、35mmフィルムカメラ換算で90mmのマクロレンズを使ってさまざまなサンプルを撮影した。なお、実際の焦点距離は60mmだが、以後レンズの焦点距離を表す際には実際の焦点距離に1.5をかけ、35mmフィルムカメラに換算した値を示す。
BCNランキング - 2006年12月26日
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