金曜日

約6割がデジカメ写真を PC に保存?デジカメに関する調査

買い物に関する調査」では、回答者の4分の3が所持していたデジタルカメラ。現在では、すっかりフィルムカメラに取って代わったデジタルカメラに関して、現在の利用動向を検証した。

 インターネットコム株式会社株式会社クロス・マーケティングは、「デジタルカメラに関する調査」を行い、デジタルカメラの利用動向を探った。

 調査対象は、10代?50代のインターネットユーザー300人。男女比は男性50.0%、女性50.0%、年齢別は、10代20.0%、20代20.0%、30代20.0%、40代20.0%、50代20.0%。

 全回答者にデジカメを所有しているかどうかを尋ねたところ、75%(225人)が「はい」と回答した。「買い物に関する調査」とほぼ同等の所有率であった。

 そのデジカメ所有者225人に所有しているデジカメのメーカーを尋ねた。その結果は、2006年4月の調査から大きな変化は見られず、キャノンが2割強、ソニー、富士フィルムが続いている。

 次は利用シーンを見てみよう。同じくデジカメ所有者の225人に「どのような場面・目的でそのデジタルカメラを使用していますか」との質問を行った。

 最も回答を集めたのは「旅行」で73.3%(165人)であった。このようなシーンは、フィルムカメラでも同様の利用シーンであろう。

 旅行に次いだのは「日常生活」で68.9%(155人)。フィルムカメラの時代は、現像にコストや DPE ショップに行く手間、時間がかかるため、普段の生活ではデジカメほどには利用されていなかった。

 現像が不要で、カメラ本体のディスプレイやパソコンなどで手軽に閲覧できることは、カメラの利用シーンに大きな変革をもたらしたといえるだろう。

 では、保管方法はどうだろう。同じ225人に「デジタルカメラで撮影した画像を、主にどのように保存していますか」との質問を行った。

 最も回答を集めたのは「PC のハードディスク」で、59.1%(133人)と約6割の回答を集めた。以下は「本体やメモリーカードに入れたまま」19.1%(43人)、「CD-R」13.8%(31人)と続いた。

 パソコンに保存しておけば、大きなディスプレイで閲覧できるし、CD-R やメモリーカードの入れ替えも不要だ。ハードディスクの容量に余裕のある限りは、パソコンに保管しておくのが最も手軽であることは確かだ。

 また、プリントアウトに関しても尋ねた。同じく225人に「あなたはデジタルカメラで撮影した画像をどの位プリントしますか」との質問を行った。

 「頻繁にプリントする」との回答は、10.7%(24人)。「たまにプリントする程度」は51.1%(115人)となっており、6割強の回答者がプリントアウトする習慣があるといえるだろう。

 逆に「全くプリントしない」との回答は11.1%(25人)であった。フィルムカメラであれば、現像しなければ写真を見ることはできなかったが、現在では紙焼きを不要とする層がユーザーの1割にも上っているのだ。

(調査協力:株式会社クロス・マーケティング

インターネットコム - 2007年2月28日

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