月曜日

機能、画質、操作性は文句なし、本体と液晶のサイズには不満も?PowerShot S3 IS

仕事柄、デジカメは必須のアイテム。目的に応じてコンパクトデジカメと超望遠デジカメの2種類を使い分けている。

 これまで使っていたのは、コンパクトデジカメにキヤノンの「IXY DIGITAL 400」、超望遠デジカメに松下電器産業の「LUMIX DMC-FZ1」の2種類。とくに取材時に活躍したのはLUMIX DMC-FZ1。光学手ぶれ補正付きの12倍ズームは、画期的だった。

 しかしDMC-FZ1が発売されたのは4年も前。最高200万画素という旧機種ではいかんせんパワー不足になり、今回高画素のデジカメへと買い替えることにした。

 購入したのはキヤノンの「PowerShot S3 IS」。最後まで「LUMIX DMC-FZ7」とどちらにするか悩んだのだが、最後は持ちやすさ、質感や剛性感にほれ込んでPowerShot S3 ISを選んだ。

 使い勝手はIXY DIGITAL 400とほぼ同じ。マクロやISO感度の切り替えボタンが独立している違いはあるが使いやすい。

 画素数は600万画素。松下電器産業やソニーの競合製品より劣るものの、正直800万画素もいらないので許容できる。

 動作は、これまで使っていたDMC-FZ1と比べるとかなり軽快。とくに起動時間が短い。バッテリーには単3形乾電池を使うが、100枚以上は撮影できる。

 おおむね満足しているのだが、本体サイズと重さは改良の余地があると思う。私は出歩くとき、携帯ノートPCを1台と替えバッテリー、さらにiPodとPSPなどのデジタル機器をどっさりと持ち歩く。だから、もう一回り小さければ持ち運びがラクになるだろうに……と思うのだ。逆に大きくしてほしいのが液晶モニター。2型液晶ではまだ不満足だ。また付属品にキャリアケースがないのもいただけない。どんな品でもいいので、標準で本体に同こんしてほしかった。

日経ベストPC+デジタル