火曜日

デジカメのメモリー心配ご無用


 下手な鉄砲はたくさん撃たないと当たらない。デジタルカメラに代えて、シャッターの回数はますます増えた。出先でメモリーが満杯になる不安から逃れるには、カードリーダー付きハードディスク「ダイレクトステーション・ポケット」(バッファロー)が便利だ。(佐藤淳)

 デジカメで撮影し、SDカードなどに記録された画像情報を、パソコンを介さず、その場でコピーできる機能を持つ製品は一般に「フォトストレージ」と呼ばれる。デジカメのカードがメモリー不足になると、通常は新たにカードを買い足すか、パソコンにデータをバックアップするが、これがあれば、長期の取材旅行でも心配はいらない。

 この機種は手のひらに乗る145グラムのコンパクトサイズ。20ギガ・バイトのハードディスクとバッテリーを内蔵している。使えるのはSDカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュなど。フル充電なら、1ギガ・バイトのSDカードを3回バックアップできる。

 操作は簡単。まず本体の電源を入れて、デジカメから抜き出したカードをスロットに挿入する。次に本体中央にあるボタンを使って液晶画面の「コピー」を選び、「ENTER」を押すだけでいい。コピーの間、画面には砂時計マークと進行状況を示すバーが現れる。

 液晶画面の「コピー記録」を選ぶと、コピーしたフォルダーやファイルの数、データ量、コピーした日時を確認できる。パスワードを設定すれば、データを他人から見られないようにすることも可能だ。パソコンを介さず、データを直接コピーできるのが最大の特徴なのだが、この機能を利用できるのはウィンドウズだけなので注意してほしい。

読売新聞 - 2007/4/17

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