土曜日

三洋電機が新たに2200人削減 今期赤字500億円に

 三洋電機は24日、国内外で約2200人を削減することなどを柱とした新たなリストラ計画を発表した。これに伴い約400億円の特別損失が発生することから、2007年3月期の連結最終損益が、当初見込みの200億円の黒字から500億円の赤字になる見込みだと、大幅に下方修正した。

 最終赤字は3期連続。人員削減のほか、携帯電話、デジカメの海外生産を拡大することで08年3月期の黒字化を目指す。

 下方修正は、携帯電話やデジタルカメラの販売不振に加え、下期に巨額なリストラ関連費用が発生するため。国内で約1500人、海外で約700人の人員削減を実施。退職金の支払いなどで約210億円の特別損失が出る。上期に積み上がった携帯電話の在庫処理のほか、生産の海外移転や国内販売会社の統廃合などの事業構造改革を進めることで損失が膨らむ。
フジサンケイ ビジネスアイ - 2006/11/25