水曜日

デジカメ 撮れルンです! 2006

パソコンモニターはそれぞれ色が違う

ところで私は不精者なのでデジカメで撮った写真のレタッチなんてほとんどせず、この連載でもデジカメさんが撮った写真は全くレタッチなしで縮小してそのまんまお見せしている*1 のだが最近パソコンのオマケソフトでもちょっとしたレタッチができるようになってきているので挑戦してる人も多いと思う。
 こういうときに気をつけておいた方がいいのは「自分が使っているモニターと人の使ってるモニターの色具合は同じじゃない」ってことだ。
 買ったまんまの激安パソコンの液晶モニターとプロが綿密に調整したCRT(ブラウン管)モニターでは同じ写真を見ても全然色が違う(表現力も違う)。デジカメがすごいのはこうしたあらゆる環境下においてそれなりに見えるような写真が撮れるようにできてるところ、なワケで、モニターの色調整などに気をかけたことのない人が下手にレタッチするよりは実は元のデジカメが撮ったままの色や明るさの方がみんなが見てきれい、なんてことだって起こりうるのだ。

 てことは、撮るときにある程度気を配っておいた方があとでラクって意味でもあるんだね。

 それと趣味でも写真をじっくり味わいたい人には色調整のできるパソコンやらモニターやら*2 を選ぶことをお勧めする。そこそこのモニターでもコントラストや色温度などなどを調整するともっと写真の楽しみが広がるのでフトコロに余裕のある方は是非お試しいただきたい。

*1 レタッチする写真
 デジカメの液晶モニターを説明用に撮った写真などはわかりやすいようにトリミングしたりレタッチしたりして使用しています。その他の写真は特に注釈がなければリサイズ以外何もしていません。

*2 モニターの色やコントラストを調整するには
 Windowsの場合、Adobe社のPhotoshopやPhotoshop ElementsについてるAdobe Gammaを利用するのが手っ取り早いです。MacOSは最初からシステム環境設定にカラー補正が入っています。
 モニターは少なくともsRGB対応の物を選んでおきましょう。
 ガンマはWindowsの場合は2.2,MacOSの場合は1.8が普通です。パソコンで見る写真を扱いたい場合、色温度は6500Kでいいでしょう(印刷関係のプロだと5000Kくらいってこともあります)。

マカロニ・アンモナイト - 2006年12月19日