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SDHCのカード 東芝が新製品3種

 東芝は5日、デジタルカメラや携帯電話向けに記録容量が4ギガ(1ギガは10億)バイトのSDHCメモリーカードとミニSDHCメモリーカード、業界トップレベルの記録容量2ギガバイトを実現した2ギガバイトのマイクロSDメモリーカードの3種類を3月から順次発売すると発表した。3種類合わせて月間3万〜6万個の生産を予定している。
 価格はオープンだが、実勢価格は4ギガバイトのメモリーカード2種類が2万円前後、2ギガバイトのマイクロSDメモリーカードが1万5000円前後を見込んでいる。
 SDHCカードは、最大書き込み速度が毎秒約20メガ(1メガは100万)バイトと超高速でデータを書き込める。ミニSDHCカードは書き込み速度が最大で毎秒約6メガバイトと業界最速レベルを達成した。音楽データなら約69時間分の保存ができる。
 SDHCは、記録容量が2ギガバイト超の大容量化が可能なSDカードの新規格。電源を消してもデータが保存され、データの書き込みや消去ができる。パソコンなどのデータをSDHCに書き込み、そのデータも持ち運べる。デジタルカメラや携帯音楽プレーヤー、デジタルビデオカメラなどその用途は拡大の一途をたどっており、販売は右肩上がりで伸びている。
 東芝は今月から業界最大の記録容量となる8ギガバイトのSDHCメモリーカードの販売も開始する。
フジサンケイ ビジネスアイ - 2007/1/6