2007 International CES: 米国家電市場で融合するハードウェアとコンテンツとサービス
米国家電協会は6日(米国時間)に「2007 International CES」の報道陣向けキックオフイベントで米国家電市場の現状と2007年の予測を発表した。
発表の冒頭において、CEAは現在の米国の経済状況を「消費者金融からの借り入れが微増し、担保付き長期債務の利息率がピークだった1985年の約半分になり、一般家庭における資産が負債の5倍に達するなどの不景気の影響を受けて、需要、インフレーションともに伸びが鈍化している」と分析した。
新世代製品に共通するキーワードとして、「さらなるリアルさの追求」「ネットワーク機能」「携帯性」「これまでにない技術やサービス」の4つをCEAは挙げている。
「さらなるリアルさの追求」の意味するところは、2007年に出荷されるTVの約半数がより高画質なハイ・ディフィニション(HD)対応になると予想されているほか、約3分の2がフラットパネルとなる点を指している。
また、従来はグラフィックスでのリアリティが大きくフォーカスされていた家庭用ゲーム機でもPLAYSTATION 3、Xbox 360、Wiiなどが登場したことで、HD出力への対応やゲートウェイなどゲーム以外の用途でも利用できるようになるなど、高機能化が進んでいる。
さらには、デジタルカメラも500万画素超のものが大多数を占めると想定されるほか、これらの高画質高機能化をうけて、現状では30万枚に留まっているHD DVDやBlu-ray Discの出荷数がこの先3年間で1160万枚に達するなど急激な成長を遂げるとCEAでは予想している。
ITmedia - 2007/1/7
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