デジカメ生産を中国に全面移管・富士フイルム
デジカメの生産を中国に全面移管すると富士フイルムが19日に発表しました。この計画はデジカメ事業の規模の拡大に向けた国際競争力を強化するためとしています。またデジカメの心臓部であるCCDの製造の前工程を東芝に委託するととも発表しました。これにより富士フイルムは拠点の集約や新会社の設立、組織、人員、設備のスリム化をさらに進めて行く模様です。
富士フイルムはデジタルカメラの生産を中国の蘇州市の工場でこれまで進めてきたのですが、今回の発表で中国の工場へ全面的に生産を移管しコストの削減を図る計画です。ウエハー上に素子を作り込むCCDの前工程を外部へ委託することで、半導体製造に強みを持つ東芝の技術と富士フイルムの研究、開発力を組み合わせて、富士フイルム独自のスーパーCCDハニカムを高性能化と高機能化していく方針です。
富士フイルムフォトニックス(宮城県黒川郡大和町)は富士フイルムの国内のデジタルカメラ生産子会社なのですが、2008年8月に解散して建物を村田製作所に売却してしまいます。今後は宮城県黒川郡大和町の拠点でデジタルカメラの開発や調達、品質保証機能を集約させる「富士フイルムデジタルテクノ」を設立する計画です。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home