オリンパス、コンパクトデジカメが好調で大幅増益
オリンパスは5日、2007年3月期第3四半期までの連結業績を発表した。売上高7,646億1,900万円(前年同期比5.1%増、以下同)、営業利益778億6,100万円(103.9%増)、純利益405億1,700万円(185%増)。映像事業における販売単価の維持やコスト削減効果で、大幅な増益となった。
デジタルカメラが含まれる映像事業は、コンパクトデジタルカメラの「μシリーズ」や「FEシリーズ」など、新製品の販売増を受け、国内の売上高239億9,200万円(25.7%増)、海外は1,971億2,700万円(13.2%増)で、共に売上を伸ばした。連結売上高に占める同事業の割合は28.9%。
医療事業は、国内外での内視鏡システムの売上が好調で、売上高2,197億6,000万円(17%増)。ライフサイエンス事業は、国内ではフラットパネルディスプレイが、海外ではレーザー顕微鏡などがそれぞれ好調に推移した結果、売上高873億2,700億円(15.3%増)。
情報通信事業は、売上高1,910億4,600万円(14.4%減)。携帯電話端末の販売が好調だったものの、PC周辺機器のOEM取引終了により事業全体で減収となった。
なお通期の連結業績予想は、売上高1兆400億円で前回予想(2006年11月7日)を据え置く。営業利益は前回予想から40億円増の940億円。純利益は同50億円増の430億円を見込む。
AKIBA PC Hotline! - 2007/2/7