月曜日

伸びる世界のデジカメ市場

【ライブドア・ニュース 10月27日】? 総合マーケティングビジネスの富士経済(本社・東京都中央区、阿部英雄代表)が27日に公表した「2006 カメラ総市場の現状と将来展望」によれば、日本のデジタルカメラ市場は成熟期に入ったが、北米、欧州、BRICsなど銀塩フィルムカメラが多く残る地域では、買い替え需要から市場が拡大する見通し。

 日本のデジタルカメラ市場はすでに成熟市場となっており、台数では年間800万台から850万台で推移している。金額ベースでは、2003年の2500億円弱から徐々に減少しており、11年の市場は785万台(伸長率92%)、約2200億円と予測される。

 デジタル一眼レフでは、ソニーがコニカミノルタの事業を受け継ぎ、松下電器がオリンパスと共同開発するなどエレクトロニクスメーカーが参入したことで、今後の市場の勢力図も変化するとみられ、11年の市場予測は295万台。

 コンパクトデジタルカメラは、画素競争から「手振れ防止」、「高感度」、1000万画素クラスの「高画素」へと進んでおり、06年の市場は前年比2%減の500万台が見込まれる。11年には490万台と、市場は緩やかに縮小すると予測される。価格の下落傾向はみられるものの、一時に比べ下げ止まり感がみられる。

 一方、世界市場に目を向けると、05年は欧州市場でフィルム式からの買い替え需要が目立ち、06年も同様の傾向で推移する見通しだが、銀塩一眼レフが残る北米市場は巨大な市場を持つが、日本や欧州程の高い伸びは示していない。

 コンパクトタイプは、北米市場の買い替え需要が06年にはやや鈍化し、07年をピークにマイナスへと転じる見込み。欧州市場は、普及率の低い南欧や東欧、ロシアで買い替え・買い増し需要が増え、08年までは市場は拡大すると予測される。アジアでは、高度経済成長を続ける中国を中心に急拡大しており、11年以降も拡大傾向と予測される。


ライブドア・ニュース - 2006年10月27日

金曜日

顔検出機能を搭載したコンパクトデジカメ「FinePix F31fd」


富士フイルムは顔検出機能を搭載したコンパクトデジカメ「FinePix F31fd」を11月中旬より販売する。最短約0.05秒でヒトの顔を検出してくれる。

FinePix F31fd 富士フイルムは10月26日、コンパクトデジカメ「FinePix F31fd」を11月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万6800円前後。

 新製品はFinePix F30(レビュー)をベースに顔検出機能を追加したモデル。すでにPhotokinaには展示されていたが、国内での販売も決定したという訳だ。

 搭載されている顔検出機能は最短約0.05秒でフレーム内の人物の顔を検出、ピントと明るさを自動設定する。加えて、その検出された顔がきれいに撮影できるよう、露出も最適化されるほか、最適な発光量と感度を自動設定して白とびを防ぐ「iフラッシュ」とも連動する。

 この検出機能は最大10人までの顔を自動検出するので、パーティーや誕生日会などでも有効に利用できるほか、背面液晶での再生時にも有効なので、プレビューを見ながらピントや明るさの確認ができる。

 撮像素子は第6世代の1/1.7型有効画素数630万画素の「スーパーCCD ハニカムVI HR」。映像エンジン「リアルフォトエンジンII」の搭載により、ISO 3200という高感度設定での撮影を可能にした。画像信号からノイズを分離して排除するダブルノイズリダクションを強化した結果、解像度が高く色再現性に優れた画質を実現したという。

 レンズは光学3倍の「フジノン」レンズを搭載。35ミリ判換算で36?108ミリに相当し、開放F値はF2.8?5。

ITmedia - 2006年10月26日

富士フイルム、実売2万円を切るコンパクトデジカメ「FinePix A660」発表

富士フイルムは、コンパクトタイプのデジタルカメラ「FinePix A600」を発表した。発売は11月中旬。価格はオープン

MYCOMジャーナル- 2006年10月26日

注目度ランキング:デジカメはシリーズ最新モデル「IXY DIGITAL 900IS」が首位

価格比較サイト「ECナビ」が、同サイトのユーザー動向をもとに分析したデジカメの人気ランキングを見ていこう。集計期間は2006年10月16日?10月22日。

初の1位になったのは、キヤノンの「IXY DIGITAL 900IS」。2006年10月第1週に発売されたばかりの新モデルで、28mm(35mmフィルム換算)からの広角撮影が可能なズームレンズを備え、光学式手ぶれ補正を搭載。また、被写体の顔を識別し、ピントと露出を調整する「フェイスキャッチ」機能も搭載している。

nikkeibp.jp - 2006年10月26日

オリンパス、浅田真央チョイスの「アイスピンク」デジカメを5000台限定販売


オリンパスイメージング(大久保雅治社長)は10月25日、コンパクトデジタルカメラ「μ750 アイスピンク」を11月3日から5000台限定で発売すると発表した。同社のデジタルカメラのイメージキャラクターでフィギュアスケーターの浅田真央さんが選んだカラーを採用した。
また、氷の粉を散りばめたような光沢のあるメタル素材を本体に使用。限定アクセサリーとして、白地にピンクのステッチを施した本革製カメラケースとストラップを付属する。

 CCDは有効710万画素。35ミリフィルムカメラ換算で36-180mmの光学5倍ズームレンズを搭載した。CCDシフト式手ブレ補正とISO1600の高感度撮影機能を備えており、手ブレ・被写体ブレを抑える。記録媒体はxD-ピクチャーカードで、本体に約17MBのメモリも内蔵する。ディスプレイは2.5型TFTカラー液晶。電源は付属のリチウムイオン充電池を使用する。サイズは幅96mm×高さ54mm×厚さ24.3mm、重さは120g。

BCNランキング - 2006年10月26日

月曜日

日立がデジカメ用Adobe RGB対応液晶を開発

フラットパネルディスプレイ関連の総合展示会「FPD International 2006」が横浜 みなとみらい地区のパシフィコ横浜で開幕した。会期は20日まで。入場料は2,000円だが、事前登録者は無料。またFPD International 2006のサイトで無料招待券がダウンロードできる。

 FPD Internationalは各種液晶やプラズマなどのフラットパネルディスプレイと、製造装置、素材などの総合展示会で、1994年から開催されている。今年は11カ国360以上の企業/団体か出展し、フラットパネルディスプレイの最近の傾向を一望できるイベントとなっている。

 今年の傾向としてはパネルの大型化、再現色域の拡大、低消費電力化、薄型化があげられる。搭載製品のサイズが制限されるデジタルカメラにおいてはパネルの大型化はあまり関係ないものの、残りの要素はすべて重要であり、各社でさまざまな試みが見られた。

Impress Watch - 2006年10月18日

日曜日

【WPC TOKYO】デジカメ写真の印刷が体験できるキヤノンブース

 WPC TOKYO展示会場のキヤノンブースでは、インクジェット複合機のPIXUSシリーズとデジタル一眼レフカメラのEOSシリーズを中心に展示している。

 PIXUSシリーズの展示では、新製品の複合機やコンパクトフォトプリンターを使ったデモを実施。その場でデジカメで撮影した写真を、実際に印刷できる。

 インクジェット複合機「PIXUS MP600」は、自動両面印刷の機能を標準で搭載している。年賀状も、用紙を裏返さずに文面と宛名面が続けて印刷できる。また、「PIXUS mini260」は、インクジェット方式のコンパクトフォトプリンター。2.5型の液晶を搭載し、メモリーカードスロット経由で直接印刷が可能だ。

 このほか、EOSシリーズのコーナーでは、説明員に技術的な相談もできる。デジタル一眼レフカメラの購入を検討しているなら、キヤノンブースを訪れてみるとよいだろう。


ITpro - 2006年10月18日

屋外でデジカメ充電??太陽電池内蔵バッグ

屋外でもデジタルカメラなど小型電子機器が充電可能なカメラバッグが発売された。
2006年10月21日 07時38分 更新
 ソーラー技術により、屋外での充電を実現するアクセサリー開発販売メーカー米Eclipse Solar Gearは10月19日、新たにソーラーカメラバッグ「Nova」とサイクルバッグ「Nomad」を発売すると発表した。

Novaはソーラーパネル内蔵で、デジタルカメラの電池や単3電池が充電できるカメラバッグで、価格は149.95ドル。Nomadは自転車の荷台部分に装着でき、脱着可能なショルダーストラップ付き。こちらも携帯電子機器や電池が充電可能で、価格は149.95ドル。警察官を対象とした「Police」版(159.95ドル)もある。

ITmedia - 2006年10月20日

リコーがデジカメでファンの集い プロも一目「名機」、発売1周年

プロカメラマンからも「名機」と高く評価される、リコーのコンパクトデジタルカメラ「GR DIGITAL」の発売1周年記念イベントが21日、東京・恵比寿のSPAZIO1で開かれた。

 ≪「描写」に徹底≫

 光学ズームや手ぶれ補正機能はないが、徹底して描写性能にこだわった高級機。写りの良さと使い勝手に優れ、プロが日ごろ持ち歩く“スナップ機”として利用することが多い。半年もたたずにモデルチェンジを繰り返すデジカメの中で一線を画す存在だ。

 この日のイベントには、プロカメラマンの田中長徳さんやハービー山口さんら、同機を愛用するファンが集まった。まず同機で撮影したカレンダー写真コンテストの表彰式が行われ、次いで2007年版のカレンダーが披露された。

 また、11月24日に売り出される発売1周年の記念モデルを初公開。青空をイメージした本体に、イラストレーターの寺田克也氏による天使のイラストを描いた。1000台の限定販売で、シリアルナンバーが入る。価格は10万円程度になるとみられる。

 “異色の存在”「GR DIGITAL」は、なぜこうもファンを魅了し続けるのか。イベントに参加したあるファンは、「黒いボディーの一見するとチープな外観からは信じられないような自然な発色をする点」と言い切る。

 「写した映像のゆがみのなさ」を評価する声も多い。広角から望遠域まで焦点距離を移動できるズームレンズは利便性が高い半面、直線を直線に写せない難点を抱えている。厳密に観察すると、長方形の物体を写しても、焦点距離によってビア樽型になったり、糸巻き型になったりするのだ。

 これに対して、「GR DIGITAL」はF2・4という明るい28ミリ広角レンズとし、ズームを使わないという割り切りをみせた。このことは画面隅々までシャープに写ることにもつながる。

 それを実感させるからだろうか、コンパクトデジカメでは通常みられない現象が起こっている。

 ≪値崩れせず≫

 一つが値崩れが起きないこと。家電量販店の多くでは、現在でも7万円台の価格がつけられ、発売当初とあまり変わらない。月産台数が5000台と少ないこともあるが、発売半年で2割以上安くなるデジカメ市場では異例だ。

 オプションの充実ぶりもすごい。あるカメラ量販店は特製の本皮ケースを売り出し、マニアの間で大人気だ。21ミリの超広角撮影ができるコンバージョンレンズ、外付けファインダー、リモコンシャッターなども用意され、腕に多少なりとも自信がある団塊世代の“オヤジゴコロ”をくすぐる。

 何よりも、コンパクトカメラでファンの集いが開かれること自体が異例。デジタル時代にあって、あえて利便性を切り捨て、アナログ機に通じる「操作する楽しさ(難しさ)」を残したことがヒットの要因かもしれない。

フジサンケイ ビジネスアイ - 2006年10月21日

金曜日

注目度ランキング:デジカメはIXYシリーズに注目が集まる

価格比較サイト「ECナビ」が、同サイトのユーザー動向をもとに分析したデジカメの人気ランキングを見ていこう。集計期間は2006年10月9日?10月15日。

1位はキヤノンの「IXY DIGITAL 800IS」。シリーズ初の光学式手ぶれ補正機能を搭載するモデルで、値段がこなれてきているため長らく人気を維持している。

2位のキヤノン「IXY DIGITAL 900IS」は、1位の「IXY DIGITAL 800IS」の後継機種で、発売間もないながら前回初ランクインした最新モデル。人物の顔にピントを合わせるフェイスキャッチ機能、28mmからの広角撮影が可能な3.8倍光学ズームレンズを備える。有効画素数は710万画素。

手ぶれ補正機能を本体に備えた一眼レフカメラ、ペンタックスの「K100D」は3位。手頃な価格で上位を守っている。

nikkeibp.jp

水曜日

オリンパス、世界初の5メートル防水デジカメ「μ725SW」


オリンパスイメージングはコンパクトタイプでは世界初(同社)という水深5メートルまでの水中撮影が可能なデジカメ「μ725SW」を11月下旬より販売開始する。
 オリンパスイメージングは10月17日、コンパクトタイプのデジカメでは世界初(同社)という水深5メートルまでの水中撮影が可能な「μ725SW」を11月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープン。

 新製品は既存機種「μ720SW」(レビュー)では3メートルまでだった水中撮影機能をJIS0920保護等級8相当まで強化、5メートルまでの水中撮影を可能にしたほか、防塵機能(JIS0920保護等級6相当)も備えることで、砂浜などでも安心して利用できる。

μ720SWと同様に高さ1.5メートルまでの落下衝撃に耐える耐衝撃性も備えているほか、レンズは表面に撥水コートを施されており、利用後の手入れも容易になった。また、ボタンを押すだけで液晶モニターを一時的に明るくできる「LCDブースター」を新搭載。ビーチやゲレンデなど、反射でモニターが見にくい場所での操作性を向上させている。

 撮像素子は有効710万画素 1/2.33インチのCCDで、光学3倍のズームレンズを組み合わせる。焦点距離は35ミリ換算で38?114ミリで、開放F値はF3.5?5.0。最大で3072×2304ピクセルの撮影が行えるほか、最大で640×480ピクセルのQuickTime Motion JPEG形式(15fps)による動画撮影も可能だ。

 ISO感度はAUTOで80?400、固定時は80/100/200/400/800/1600。ぶれ軽減モードには最大約1600、キャンドル/寝顔の撮影モードには約2500までアップする。背面液晶は2.5インチで、記録メディアにはxDピクチャーカードを利用する。本体内にも約19Mバイトのメモリを内蔵する。

 サイズは91(幅)×58.7(高さ)×19.8(厚さ)ミリ、149グラム(本体のみ)。オプションとして40メートルまでの防水を可能にする防水プロテクター「PT-003」なども用意される。

日本経済新聞

火曜日

大きな液晶画面のデジカメ カシオ計算機

カシオ計算機は、液晶画面を従来の同社製品と比べ約53%大きい2・8型にした小型デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)EX?S770」を発売した。

 インターネットなどで調べた旅行先の情報や地図などを、カメラに記録し液晶画面で見ることもできる。オープン価格で、店頭では5万円前後の見込み。

(共同) 東京新聞(2006年10月16日 15時18分)

月曜日

いよいよ本番デジカメ商戦、まずキヤノン「900IS」が強烈な立ち上がり

秋の行楽シーズン本番。デジタルカメラの商戦も熱を帯びいよいよ本番だ。今年はデジタル一眼レフに何かと話題が集まっているが、コンパクトタイプの人気は依然として衰えない。高画素、手ブレ補正、広角レンズと基本性能が向上してきたわけだが、「今は軽くて薄い機種の人気が高い」(都内量販店店員)という。そんなコンパクトデジカメ市場の秋・冬商戦序盤の動向を「BCNランキング」で探った。

●ソニー「T10」が1位を獲得するも、勢いではキヤノン「900IS」か

 「BCNランキング」で現在コンパクトデジカメを販売しているメーカーを数えると24社。これだけのメーカーがしのぎを削っているためか、週替わりで上位ランキングが乱高下するのも珍しくない。最も競争が激しい製品ジャンルの1つだ。

BCNランキング

日曜日

デジカメのブランドイメージ:「ソニー」「キヤノン」が2強

 中国の消費者にデジタルカメラメーカーで、最もブランドイメージがよく、ステータスが高いと思われるものを挙げてもらったところ、前回2006年3月の調査同様、「ソニー」が32.7%でトップとなり、第2位も前回同様「キヤノン」(24.9%)となった。他のメーカーは軒並み10%以下となっており、デジタルカメラ業界における両社の優位を改めて示す結果となった。

  サーチナ総合研究所では、中国消費者のデジタルカメラに対する意識を探る調査を半年に1回実施しており、今回は第6回目となる。調査は新秦商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)を通じて06年9月13?20日に行われ、北京市、上海市、広東省を中心とする中国全土のモニター1500人から有効回答を得た。

  「ソニー」と「キヤノン」の回答を性別でみると、「ソニー」は女性から支持が高く、「キヤノン」は男性からの支持が高い。また、地域別では「ソニー」が上海市で高い数字となっているのに対し、「キヤノン」は北京市で「ソニー」を上回ってトップとなっている。このほか「ソニー」支持が目立つのは、世代別では「10代」、月収別では「4000?5999元」であるのに対し、「キヤノン」は世代別では「20代」、月収別では「2000?2999元」の数字が目立っており、両社の支持層の違いが明確に表れている。

中国情報局ニュース - 2006年10月12日

日本製デジカメ関税撤廃で合意・日本とインドネシア

日本とインドネシア両政府は、インドネシアが日本製デジタルカメラに課している輸入関税を撤廃することで合意した。世界貿易機関(WTO)の主要加盟国はデジタルカメラ関税をゼロにする協定を結んでいるが、インドネシアは動画撮影機能付きの製品をビデオカメラに分類して関税を維持してきた。現在15%を課している関税を2009年までに段階的に撤廃する。

 デジタルカメラの日本からインドネシアへの年間輸出額は約46億円。大半のデジタルカメラには動画撮影機能が付くが、主な用途は静止画撮影のため、日本はWTO協定に従って関税をゼロにすべきだと主張してきた。インドネシアは来年1月に関税を10%に引き下げ、09年には完全撤廃する。 (07:01)

日本経済新聞

土曜日

手ブレ補正を搭載した10倍ズームのスイバル機

レンズが動くこと。これは初期デジカメのトレンドで、回転式レンズがデジカメの代名詞だった。その後は液晶モニターが動くバリアングル式も普及したが、近年は薄型コンパクトの全盛時代となって、レンズ、もしくは液晶モニターが別個に動く方が少数派となった。

 その中で貴重なスイバル構造を持つ現行機種が、「COOLPIX S10」である。この構造の特徴は、フラットな形状で収納できること。いわゆる「カメラらしい」といわれる構造(箱形のボディに突き出たレンズ)は、容積の数値以上に感じるほど、バッグの中で場所を取るものだ。その点、COOLPIX S10の収納性は良い。10倍ズームという高倍率機種ながら、背広のポケットにも十分入るし、女性のポーチでも内容物の隙間にでも押し込めるだろう。携帯性にすぐれた10倍ズーム構造といえる。

 スイバル構造のよさは携帯性のみではない。アングルの自由さというメリットも大きい。ローアングルはもちろん、ハイアングルの撮影でも大いに威力を発揮する。回転角度は270度。下にある被写体を真上から撮影することもできる。回転部にはクリックストップが90度ごとに付いており、基本的には水平か垂直かの角度で使用するわけだが、液晶モニターが見えにくいような場合でも、常に見やすい角度に調整できるのもスイバルの特徴だ。

 レンズは35mm判の画角で焦点距離38?380mm相当、明るさは広角端から望遠端までF3.5。スイバル構造のおかげで、特殊なレンズ構造を使わなくてもコンパクトに収まっており、レンズにも余裕があるのだろう。望遠にしてもコントラストは高く、画質はなかなか優秀である。ワイド側のF3.5は並だが、テレ端でF3.5は明るい。以前、ニコンが発売した手ブレ補正付き10倍ズーム機「COOLPIX 8800」は、35?350mm相当の10倍ズームレンズを搭載し、テレ端はF5.2だった。画質はともかくとして、S10の方がシャッタースピードで1段分は明るいレンズでブレが少ないと言えるだろう。それでいて旧モデルの「COOLPIX S4」になかったVR(手ブレ補正機構)を備えている。

 ただしこのレンズ、個体差の可能性もあるが、テスト機においてはテレ側でかなり内面反射と思われる影響が出ており、逆光での撮影に問題が発生した。ワイド側でもゴーストの発生などは大きい方ではないだろうか。描写力そのものは優秀だが、思わぬところでフレアが入ってしまうことがある。個体差ではなく一般的に起きることであるならば、専用フードのようなアクセサリーが欲しいところだ。

 撮像素子は、1/2.5型の600万画素CCD。この秋のトレンドとしては1/2.5型は720万画素になってきており、なぜ撮像素子を600万画素にしたのかは不思議である。ただし、600万画素でも700万画素でも、画素数による過不足は無いといって良い。

 実際に撮影してみると、600万画素に留めたおかげなのか、VRが搭載されたためなのか、その他の技術改良のおかげなのか、決まったときの画質は実に素晴らしいものがある。一瞬驚くようなシャープな画像が得られたりする。階調性も良く、白トビも少なく、場面によっては一眼レフと言っても通用するだけの画質の良さを見せる。

Impress Watch

金曜日

注目度ランキング:デジカメはLUMIXとIXYの新モデルが初ランクイン

価格比較サイト「ECナビ」が、同サイトのユーザー動向をもとに分析したデジカメの注目度ランキングを見ていこう。集計期間は2006年10月2日?10月8日。

1位は前回に引き続きキヤノンの「IXY DIGITAL 800IS」で、シリーズ初の光学式手ぶれ補正機能を搭載するモデル。今年の4月に発売になったモデルだが、平均実売価格で4万円を切り、価格がこなれてきた。市場では新モデルの発売が相次いでいるが、買いやすい価格になっている旧モデルは依然として注目度が高い。

ペンタックスの「K100D」も前回と同じ2位にランクイン。手ぶれ補正機能を備えたデジタル一眼レフカメラで、手頃な価格が注目を集める理由となっている。

nikkeibp.jp

木曜日

デジカメ購入:検討中が75%も、時期は未定が多数

中国の消費者にデジタルカメラの新規購入や買い替えを検討しているかと尋ねたところ、前回2006年3月の調査同様、約75%が積極的に検討していることが明らかになった。購入予定のメーカーを挙げてもらったところ、所有状況の調査同様、上位は「ソニー」「キヤノン」の順となった。

  サーチナ総合研究所では、中国消費者のデジタルカメラに対する意識を探る調査を半年に1回実施しており、今回は第6回目となる。調査は新秦商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)を通じて06年9月13?20日に行われ、北京市、上海市、広東省を中心とする中国全土のモニター1500人から有効回答を得た。

  デジタルカメラの新規購入や買い替えを検討しているかとの問いに対し、「大変そう思う」は28.5%、「そう思う」は46.3%で、積極派が全体の約75%に達した。その一方、「あまり思わない」が8.2%、「全く思わない」が0%と消極派は全体の8.2%に過ぎず、「どちらともいえない」の中立派は前回調査とほぼ同様の17.1%だった。

中国情報局ニュース

サムスン、1,000万画素デジカメ搭載の携帯電話を発売 - 地デジにも標準対応

韓国サムスン電子は、世界初となる1,000万画素デジタルカメラを標準搭載した携帯電話「SCH-B600」の韓国市場における発売をアナウンスした。販売価格は90万ウォン(約US900ドル)に設定されている。

SCH-B600は、今年3月にドイツのハノーバーで開催された「CeBIT 2006」見本市にて発表。同社は、2004年10月に、世界で初めて500万画素デジタルカメラを標準搭載する携帯電話を発表した後、搭載カメラの高画素化で常に先行してきたとしており、昨年7月には初の700万画素デジタルカメラ搭載機を、昨年11月には初の800万画素デジタルカメラ搭載機をアナウンスしていた。

MYCOMジャーナル

水曜日

所有するデジカメ:「ソニー」「キヤノン」に人気集中

デジタルカメラを所有する中国の消費者にそのメーカーを尋ねたところ、前回2006年3月の調査と同様、「ソニー」が29.7%でトップとなった。続く第2位も前回同様「キヤノン」(22.1%)となっており、この2社が全体の過半数を占める結果となった。

  サーチナ総合研究所では、中国消費者のデジタルカメラに対する意識を探る調査を半年に1回実施しており、今回は第6回目となる。調査は新秦商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)を通じて06年9月13?20日に行われ、北京市、上海市、広東省を中心とする中国全土のモニター1500人から有効回答を得た。

  第1位の「ソニー」から第3位の「コダック」(8.7%)までの順位は前回と変わらないが、前回第5位の「サムスン」が2.1ポイント増の7.9%で第4位となっている。トップの「ソニー」は、地域、世代、性別を問わず幅広い支持を集めており、世代別では「10代」(42.2%)、月収別では「999元以下」(37.6%)で特に高い数字となった。

中国情報局ニュース

石田大成社、「Google Maps API」を使った秋の京都・嵐山を紹介するコンテンツを開設

株式会社 石田大成社(本社:京都市、代表取締役:阿部暢克)が運営する、京都の老舗を中心としたオンラインショッピングサイト「京の逸品 老舗モール(http://www.shinise.ne.jp/)」では、Google Maps APIを使い、秋の京都・嵐山を紹介する新コンテンツ「老舗モールスタッフがゆく 大好きな京都」をオープンいたしました。

 ≪http://www.shinise.ne.jp/event/map/autumn/≫

 老舗モールの新コンテンツ「老舗モールスタッフがゆく 大好きな京都」はデジカメ日記調の新しい試み。
 スタッフが観光地・嵐山をそぞろ歩いた様子を綴り、リアルな情報提供の内容となっています。また、Google Maps API を利用した、周辺地図も同時掲載。近隣の散策地図としてもお使い頂けます。

 第1回目の今回は「秋号」として、秋の観光地として人気の高い、嵯峨・嵐山エリアを取り上げました。今後、年4回にわたり、それぞれの季節に代表的な京都の名所を紹介していく予定です。

日経プレスリリース

火曜日

【東京株式市場】NY株高を受け、急反発

4日のニューヨーク株式市場は大幅続伸。米供給管理教会(ISM)が午前10時に発表した9月の非製造業景気指数が52.9と、前月の57.0から大幅に低下した。市場予想は56.0だった。また、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演の内容で、住宅市場への配慮をうかがわせるコメントから金利引き上げ再開が当面ないとの思惑を背景に、相場は利益確定売りをこなして一段高となり、全面高の商状だった。オールド・エコノミー銘柄に高いものが目立った。昨日出遅れていたハイテク株の比率の高いナスダックも大幅高となった。

 個別では昨日に引き続き、ボーイングが買われ、ハイテクや住宅関連も高かった。一方で、日産・ルノー連合との交渉決裂となったGMが売られ、フォードが提携交渉の対象となるとの思惑から買われた。ダウ工業株30種は123.27ドル高の11850.61ドル、ナスダックは47.30ポイント高の2290.95ポイントで終了した。

 シカゴ日経平均先物は大証終値比225円高の1万6345円。寄り前の外資系証券会社の売買注文は420万株の売り越し。

 東京株式市場は大幅反発。ダウ工業株30種が連日、史上最高値を更新したことを受けて、朝方から積極的な買いが入った。前日の後場に先物への売り仕掛けが入っただけに、警戒感があったものの、本日は先物主導で上値を追う展開となり、日経平均はザラバ・終値ともに戻り高値を更新した。

アメーバニュース - 2006年10月5日

日本 TI、DaVinci テクノロジーの新製品「TMS320DM350」を発表

日本テキサス・インスツルメンツ(日本 TI)は、2006年10月5日、同社の開発プラットフォーム「DaVinci テクノロジー」に基づくデジタル メディア プロセッサの新製品「TMS320DM350」(DM350)を発表した。

対象アプリケーションは、コンパクトデジカメ、Web カメラ、デジタルフォトフレームなど、普及価格帯のデジタル機器。最大75メガピクセル(7,500万画素)の性能を備えつつ、ソフトウェアパイプライン処理により機器の仕様や差別化に柔軟に対応する。

同プロセッサには、ポスト プロセッシング アルゴリズムなど各種ソフトウェアと開発フレームワークが同時に提供される。また機器設計にすぐに応用できるリファレンスデザイン(各種開発ツール、ソフトウェア、テクニカルサポート)も、今後供給される予定。

「DM350」の最大75メガピクセル/秒の処理性能により、普及価格帯のコンパクト機でも一眼レフ級の高性能が実現する。

たとえば、600万画素レベルの写真を続けて撮影する際、これまで数秒を要していた撮影間のタイムラグを0.8秒にまで短縮し、同時にノイズ除去、赤目現象の軽減といった各種の画像処理も適用できる。また連写モードでは、600万画素レベルの写真を1秒につき最大12枚撮影できるという。

TI とサードパーティー各社は、DaVinci テクノロジーのプラットフォームから、デジタルカメラの多機能化を支援する数々のソフトウェアを提供している。カメラメーカーは、これらのソフトウェアを活用しつつ、より特長的な機能に注力できる。

「DM350」は2006年10月5日よりサンプル出荷が開始される。量産出荷は2007年第1四半期の予定。リファレンスデザインは2006年第4四半期にサンプル出荷開始予定。量産出荷は2007年第1四半期の予定。

インターネットコム - 2006年10月5日

サンディスク、インドで2件の小売販売契約を新たに締結

ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)米サンディスク(Nasdaq:SNDK)は4日、インド小売業界でのプレゼンス拡大につながる新しい販売契約を2件、締結したと発表した。

 サンディスクは、ハイテク製品販売大手の米イングラム・マイクロ(NYSE:IM)とインドのラシ・ペリフェラルズの2社と、それぞれ販売契約を結んだ。これにより、サンディスク製品は数週間以内に、インド全土計2000の店舗で販売されることになる。この数は2007年末までには、1万4000店に拡大する。

 「(インド)電化製品(市場)の成長の可能性は大きいと当社はみている。これは特に、携帯電話、デジカメ、パソコン周辺機器にあてはまる」と、サンジャイ・メホトラ社長兼最高執行責任者(COO)はコメントした。

nikkeibp.jp - 2006年10月4日

月曜日

Chika 遠い空から?デジカメver?


Added August 14, 2006
From marinseto

Core Duo搭載の軽量ThinkPad「ThinkPad Z61t 9441-4JJ」

ThinkPad Zシリーズに、14.1型ワイド液晶を搭載する「Z61t」が追加された。ここでは、CPUがCore Duoで液晶額縁にカメラを内蔵、天板をチタン加工した「チタニウム・シルバー」の上位機をレビューする。

1440×900ドットの液晶を搭載するチタニウム・シルバーモデルは、デジカメ写真や表計算ソフトの表示で効果を発揮する。メモリーカードスロットも、SDカードに加えてxDカードにも対応した。

重量は前モデルのZ60tに比べて50gほど重いが、付属のACアダプターを約100g軽くしたため、アダプター込みで持ち運ぶときの重量は軽くなった。バッテリー駆動時間も3.1時間と若干短いが、たまに持ち歩く程度なら十分に使えるだろう。

日経ベストPC+デジタル

機能、画質、操作性は文句なし、本体と液晶のサイズには不満も?PowerShot S3 IS

仕事柄、デジカメは必須のアイテム。目的に応じてコンパクトデジカメと超望遠デジカメの2種類を使い分けている。

 これまで使っていたのは、コンパクトデジカメにキヤノンの「IXY DIGITAL 400」、超望遠デジカメに松下電器産業の「LUMIX DMC-FZ1」の2種類。とくに取材時に活躍したのはLUMIX DMC-FZ1。光学手ぶれ補正付きの12倍ズームは、画期的だった。

 しかしDMC-FZ1が発売されたのは4年も前。最高200万画素という旧機種ではいかんせんパワー不足になり、今回高画素のデジカメへと買い替えることにした。

 購入したのはキヤノンの「PowerShot S3 IS」。最後まで「LUMIX DMC-FZ7」とどちらにするか悩んだのだが、最後は持ちやすさ、質感や剛性感にほれ込んでPowerShot S3 ISを選んだ。

 使い勝手はIXY DIGITAL 400とほぼ同じ。マクロやISO感度の切り替えボタンが独立している違いはあるが使いやすい。

 画素数は600万画素。松下電器産業やソニーの競合製品より劣るものの、正直800万画素もいらないので許容できる。

 動作は、これまで使っていたDMC-FZ1と比べるとかなり軽快。とくに起動時間が短い。バッテリーには単3形乾電池を使うが、100枚以上は撮影できる。

 おおむね満足しているのだが、本体サイズと重さは改良の余地があると思う。私は出歩くとき、携帯ノートPCを1台と替えバッテリー、さらにiPodとPSPなどのデジタル機器をどっさりと持ち歩く。だから、もう一回り小さければ持ち運びがラクになるだろうに……と思うのだ。逆に大きくしてほしいのが液晶モニター。2型液晶ではまだ不満足だ。また付属品にキャリアケースがないのもいただけない。どんな品でもいいので、標準で本体に同こんしてほしかった。

日経ベストPC+デジタル

広角+光学式手ブレ補正+高感度でスキのない装備「LUMIX DMC-FX07」

28mmからの広角レンズに光学式手ぶれ補正??といえば、松下電器産業の「LUMIX」シリーズが有名だ。光学式手ぶれ補正機構を早くからコンパクトデジカメに搭載してきただけでなく、富士フイルムが開拓した「高感度」もいち早く取り入れ、デジカメの「光学式手ぶれ補正+高感度」の流れを作り上げた立役者だ。
今回取り上げる「DMC-FX07」(以下、FX07)は、LUMIXシリーズの中でもシンプルな、逆にいえばとんがったところのない売れ筋モデルである。その分、実売価格は比較的抑えめになっているので、幅広い層にオススメしやすいカメラだ。

■ボディーはそのままに、CCDを有効720万画素に高画素化

FX07は、いわゆる「スタイリッシュコンパクト」として位置づけられる薄型デザインのボディーを採用する。全体的なデザインは、「DMC-FX01」や「DMC-FX9」などの従来のFXシリーズとほとんど変わりなく、何となく安心できるところがよい。

 ボディーは素直にスタイリッシュだと感じるし、高級感のある外観や塗装などの魅力も継承している。本体の厚さは約24.2mmと、「薄型」と呼ぶにはやや厚みがあるものの、28mmレンズを搭載している点を考えればまずまずだろう。

そのレンズは、従来と同じく「ライカDC VARIO-ELMARIT」を採用する。焦点距離は35mm判換算で28〜102mmの光学3.6倍ズームで、F値はF2.8〜5.6。28mmからという広角レンズを積んだにもかかわらず、光学ズーム倍率を上げたことで、一般的な35mmからの光学3倍ズーム搭載機並みの焦点距離になっているのは使いやすい。(小山安博)

デジタルARENA

フォトキナ:富士フイルムは、新デジタル一眼と顔認識コンパクトに注目!

デジタルカメラの高感度路線を打ち出してから、時代をリードするデジカメを数多く発売している富士フイルム。フォトキナでの注目は、やはりデジタル一眼レフカメラの新製品「FinePix S5 Pro」(以下、S5 Pro)の開発発表だろう。

 特に期待できるのが、ボディーのメカ部の完成度だ。従来モデルの「FinePix S3 Pro」以前は、ニコンのフィルムカメラ「F80」をベースに開発が行われていたのだが、さすがにF80自体の設計が古いうえ、露出補正のステップで1/3段が選べないなど、操作性に関する不満がいろいろと聞かれていた。

 ところが、今回登場したS5 Proは、まだ正式なアナウンスこそないものの、展示されていた実機を見る限りでは、ニコンの高性能デジタル一眼レフカメラ「D200」をベースに開発したものだと思われる。

撮像素子は、富士フイルム独自のハニカム配列によるもので、従来の「スーパーCCDハニカムSR II」から「Super CCD SR Pro」に世代が進化した。これは、低感度用と高感度用の画素の2つでひと組とし、ダイナミックレンジの向上を図ったものだ。総画素こそ1234万画素と従来通りだが、特にノイズ特性の向上が図られている。

 撮像素子以外に関しては、ローパスフィルターも新規設計となり、画像処理エンジンも同社の高感度コンパクト機で好評のエンジンをさらに進化させた「Real Photo Processor Pro」が搭載されている。また、30秒間の時間制限付きながら、背面の液晶モニターにライブビュー表示が可能になっている点も注目したい。

 また、同社のデジタル一眼レフカメラは、写真館の業務用途としての利用が多いという過去の実績から、ポートレート用のフィルム画質モードにライティング別の設定を用意するなど、ユーザーの使い方をよく研究していると感じられた。また、顔検出機能を搭載しており、再生時に顔の部分を自動的に拡大再生できるので、ピントの確認や表情、目をつぶっていないかなどのチェックにも最適な仕様となっている。

ほかには、ベストセラーのコンパクトデジタルカメラ「FinePix F30」の後継機と思われる「FinePix F31fd」の展示が人気だった。外観こそF30とあまり変わりないが、顔認識機能と高速赤外線通信機能「IrSimple」を搭載したのがポイントだ。顔認識機能は「FinePix S6000fd/S6500fd」に、IrSimpleは「FinePix Z3」にそれぞれ搭載されているものだが、これらの機能をすべて盛り込んだ強力モデルに進化していた。

 IrSimpleは、同社のポータブルプリンター「Pivi MP-300」や、NTTドコモの携帯電話などに搭載され、600万画素相当のJPEG画像でも3〜4秒ほどで転送できる高速通信規格だ。画像データの交換やワイヤレスでのプリントに便利に使えそうだ。

デジタルカメラ関連のコーナーは、顔認識のデモが盛んだった。同種の技術は、ニコンやペンタックス、キヤノンなどが続々と搭載してきているので、今後の注目機能となっていくことは間違いないだろう。(吉村 永)

2006/10/04、デジタルARENA

キヤノン、デジカメ世界出荷2600万台に上方修正へ・08年

キヤノンはデジタルカメラの世界出荷計画を上方修正する見通しだ。2300万台を見込んでいた2008年の目標台数を最大で05年比5割増の2600万台に引き上げる可能性がある。世界的に買い替え需要が高まり、市場の拡大が見込めるとみており、開発・生産体制を強化して世界首位を堅持する。
 目標の上積みを検討するのは日米欧で高機能機へ買い替える動きが広がっているうえ、中国、ロシア、インドなどBRICs市場の成長が見込めるため。キヤノンは08年のデジカメ市場は05年より2000万台多い1億台を超えるとみている。
 直販や代理店など各地の販売チャネルは大きく変えないものの、9月上旬にロシアのモスクワで単独展示会を開催するなど、新興市場での販売をテコ入れし始めた。出荷増には子会社の大分キヤノンなどでの増産で対応する見通し。

2006年10月5日/日本経済新聞 朝刊